2014年3月15日土曜日

【仕事】GDC:どうやって講演する事になったのか?


無論中には質問に答える大人もいる しかしそれは答える側にとって都合がいい内容だからそうしているだけであって そんなものを信用するのは
つまりのせられているってことだ 何故それがわからない・・・?

賭博黙示録カイジ / 福本伸行



GDCの話の続き。

ゲーム業界関係の人でも割と知らない事として、「GDCってどうやって出るの?」ってのがあると思います。

僕の場合は、ニーアとかドラゴン3とかの海外版翻訳でお世話になったハチノヨン(http://8-4.jp/)の方からのお誘いでした。ハチノヨンさんはGDCへの講演者のブッキングもされているそうで、その関係で「どうっすか?」と言われたわけです。それで「ああ是非是非」とお答えしたわけで。言われてみて判る「ああ、こうやって講演者を募集しているんだ」的な。

※英語とか全然ダメなので、今回の講義でもハチノヨンさんには大変お世話になっています。



ちなみに誘われたのは1月半ばの事で「ええ!?GDCまであと二ヶ月しかありませんよきっとこれは誰かがキャンセルしてそのアナを埋める為に呼ばれたんでしょう……しかし私の様な人間に相応しい状況過ぎますむしろご褒美ですクックック」と思いましたが賢明な自分は口に出すような愚かなマネはしませんでした。ブログに書いちゃってるのはバカだからですが。

想像ですけど、他にも誘われるルートはある気がします。米国の運営の人経由とか。



別のパターンとして「応募」という手段があるみたいです。

この辺とか。
http://www.gdconf.com/conference/c4p/summits.html

書類を提出して選考を通れば講演出来るみたいです。というか、こっちがメインな予感。あと、日本でもCEDECというゲーム開発者会議があります。

http://cedec.cesa.or.jp/2014/

こっちも応募があります。
http://cedec.cesa.or.jp/2014/koubo/call_for_speakers.html#position_button01

応募だけじゃなくて勧誘もあると思うんですが、誘われた事ないのでよくわかりません。



ということで、僕が今回GDCに出る事になったのは「関係者と仲良かったから」です。身も蓋もない。

通訳の方との打ち合わせで「今回、何故こうした講演をされようと思われたのですか?」と言われたのですが、壮大な理念もアルわけではなく「いや声をかけられたから……」と消え入りそうな声で言ったのが懐かしいです。一昨日ですけど。

そして国内のCEDECには誘われずに海外のGDCに誘われる自分という存在を客観的に見ると何か恐ろしい事実が見えてきそうなので客観的に見るのはもうやめました。



講義は製品インタビューみたいに嫌いではない(目的が違うから)んですが、一方で自分がわざわざ出てやる価値があるのか?と思ったりもしますね。

別に望んでない人の講演なんて聞きたくでしょうし。
「呼ばれたから」という言い訳が立つから行きますけど、自分から手を上げていって客が入らなくて赤字だったらどうしよう!とか思う訳です。

有名人がやってるとか「DAU解析で今すぐARPPUとKPIを爆上げする方法!」みたいなシャブ並に即効性がありそうな講演タイトルにするとか、そういう努力をしなくてはいけない気がしますが、今となっては手遅れで。

ま、いいか。



ちなみに講演をしたい人の一番の近道は「手を挙げる事」でも「誘われる」事でもなく、「講演関係者になる事」です。

ほら、料理学校の服部先生とか調理師免許とか持っていないんですよ。その理由が「服部が出題問題作成もしくは関与しているためである。」ですからね。

服部幸應 - Wikipedia http://goo.gl/WaKuc

世知辛い世の中。一番の近道は誰も教えてくれないものです。


それでは。


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